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こちらのページではロゴライターwin4を導入されている学校の様子をご紹介します。

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事例紹介
八幡市立男山東中学校
城陽市立東城陽中学校
京都府南部のA中学校
長岡京市立4中学校の場合

 

京都府南部に位置する
八幡市の中学校です

 

男山東中学校では思いやりを
大切にした指導をされています
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技術家庭科の時間でコンピュータ教室を利用し、ロゴライターを使った指導が行われています

 

ロゴライター活用事例
八幡市立男山東中学校の場合

 実践事例紹介の第1回目は、発明王のエジソンが電球を発明した時にこの町の竹を利用したことで有名な京都府八幡市の男山東中学校 丸本憲一先生にお話を伺いました。

先生とロゴライターの出会いはどのようなものでしたか?
 Logoそのものはプログラミング言語として学生時代から知っていたんですよ。
簡単な命令でカメが動き、直感的に操作できるな、というような印象がありました。ただ当時は英語の命令だけだったんですけどね。それが再びロゴライターとして学校で再会した時、カメさんは変わってなかったが日本語で操作でき理解しやすさを感じました。

◆授業の中でロゴライターを取り上げようと考えられたきっかけは?
 前任校へ赴任した時に以前から居られた先生がロゴライターを活用しており、その流れを自然と受け継ぐ形でしたので特に違和感というものはありませんでした。すでに日本語対応となっっていたこともあり、また1年間はサブとしてロゴライターの授業を見てきたので、子供の反応というか手ごたえみたいなものはその時から感じていました。

◆ロゴライターを活用するにあたって指導する側の準備内容や苦労された点などは?
 やはり技術科の授業時間が減っている中で、どれだけロゴライターの時間をとれるかという点と、授業を進めていく過程で子ども達の習熟度にも少しばらつきが出来てくるのでその対応というところでしょうか。
ロゴライターの基本的なところだけだと10時間程度あればいいですが、ゆっくりと作品を作らせてやるとなるともう少しほしいですね。現在では16時間程度をロゴライターに充てています。
 また、センスというか感性の良い子供には別途資料を与えてます。以前はプリントを作っていたこともありましたが、今はプログラミングサブノート付録の発展問題を利用しています。このサブノートについては小分けにプリントを配布していた時のように忘れてくることも無いですし、回収すればノートの内容で評価の資料にもなるのでそれなりに重宝してますよ。

◆子ども達の反応は?
 当初こちらが思っていたものよりも良いものがありました。プログラムは基本的なことの組み合わせで生徒の工夫によっていくらでも広がっていくので、ひとつのものを作り上げていく中で完成したものへの思い入れとか喜びとかを経験することが出来ますよね。また、それなりの生徒でもレベルなりの結果を返してくれるので次のステップへ移行する意欲がわいてくるところが魅力です。簡単に言えばどの段階の生徒も達成感を味わうことが出来るというのは大きいと思います。少しうがった言い方ですが、休みがちな生徒であっても、それなりに対応できています。生徒はみな愛着を持って取り組んでいるようですね。

◆最後に、ロゴライターの活用を検討されている先生方へのアドバイスがあればお願いします。
 そうですね、もし活用にあたってのネックがあるとするならば指導する側のプログラムの知識や技量についてだと思います。しかしロゴライターについていえばサブノートに書いてある内容を掴んでおけばまず問題ないです。極端に言えばロゴライターやベーシック・C等のプログラム知識が全く無くても生徒と一緒に学んでいけばそれで充分だと思います。
  あとは先ほども話しましたが技術科の時間数が少なくなっている中で、またさまざまなレベルの生徒に対して、それぞれの段階に応じた結果を出してくれる教材というのは、生徒にとって達成感が持てるというか、自尊感情を育てるというような意味あいでも大きな魅力だと思います。

▼エジソンと八幡の竹については「エジソン 八幡」でweb検索をかければたくさん出てくるようです。

07年3月


 


東城陽中学校

ロゴライター活用事例
城陽市立東城陽中学校の場合

 京都府城陽市の市立東城陽中学校 濱野克司先生にお話を伺いました。城陽市といえば地場産業として金糸・銀糸製造で有名なところでもあります。

◆先生とロゴライターの出会いはどのようなものでしたか?
 前任校時代に、コンピュータ室に整備されたソフト研修会で出会ったのが最初でした。Logoのシンプルな概念もそうですが、日本語で操作できるということがすごく印象的でした。子どもにとって余計なストレスがない分、授業も速く進行できるなという思いがありましたね。

◆授業の中でロゴライターを取り上げようと考えられたきっかけは?
 順序立てた考え方を学べるプログラミングは、コンピュータの仕組みを理解させる上においても非常に大事であり、論理的な思考を具体的に学べるロゴライターは子ども達にとって最適だという判断です。それと、身の周りの生活機器がこれだけコンピュータ化してくると、それらを動かしているものもプログラムなんだということを教えていく必要性ですね。

◆ロゴライターを活用するにあたって指導する側の準備内容や苦労された点などは?
 準備内容物としては、慣れてしまえばほとんど必要ないと思いますが、いくつかの方法の中から私はプログラミングサブノートを選びました。中身に若干の修正を望むところはありますが、これがあればあとは内容の時間配分だけを考えておけばまず問題ありません。
 また、指導する側もノートの中身を一通りこなしておけば、特別な知識というのは必要ないと思いますし、時間的に見てもおそらくここに書かれている以上の範囲を超えることはないと思います。私の場合はロゴライターに8時間を充てています。

◆子ども達の反応は?
 反応はいいですよ。
 子どもにとっても自分の予想以上にカメがしっかり動いてくれるのか、ひじょうに喜んで取り組んでますね。
仮に動かなくなっても子供同士で教え合いしているので興味は高いようです。やはり日本語が使えるというのは大きいと感じますね。

◆最後に、ロゴライターの活用を検討されている先生方へのアドバイスがあればお願いします。
 とりあえずやってみればいいと思います。子ども達の反応は意外と良いですよ。

▼金糸・銀糸については「京都金銀糸振興協同組合」のwebpageに詳しいことが載っています。
京都金銀糸振興協同組合のページへ

07年3月


 

コンピュータ室の掲示

ロゴライター活用事例
京都府南部地区の中学校の場合

◆先生とロゴライターの出会いはどのようなものでしたか?
 もうかなり昔のことになりますが、研究大会の全国大会を控えた二年くらい前だった頃に、グループ内で題材を探していたところ、Logoによるプリンタ制御を発表しようとなったのが最初の出会いだったと記憶しています。だから授業で使ったのはその後だったと思いますよ。でも、Logoとの付き合いはそれ以来なのでもう10年以上になりますね。

◆授業の中でロゴライターを取り上げようと考えられたきっかけは?
 やはり日本語で簡単に操作できるというのは大きかったですね。生徒にとって創意工夫が容易というか、ロゴライターが直感的に、また感性で扱えるといったところがなによりもポイントでした。だから自分の思いをどんどん膨らませていくというな流れですね。今はクラブ数も少なくなりましたが、当時は理科クラブがあり生徒もかなり使っていたように思います。

◆ロゴライターを活用するにあたって指導する側の準備内容や苦労された点などは?
 やはり授業時間の減少が問題のひとつですね。以前なら作品作りの時間を多く取れたのですが、今は充分な時間が取れないというので、全体を短縮しているというところでしょうか。大体15・6時間をロゴライターに充てています。
また、準備物としては授業で使用する程度の日本語と英語のコマンド表をPCの間に貼っているのですが、慣れてくると英語の短縮命令のほうが方が楽みたいですね。まあ、そのあたりは生徒の判断に任せてますが結構人気はあります。
また、カメが「まえへすすむ・みぎに向きを変える」ような基本的な動きの説明プリントを1枚配布し、あとは進行に応じて新しいコマンドなどは黒板で説明するというような形を取っています。
 もうひとつは、簡単なプログラムを2〜3表示し、取り込んだそのプログラムをモチーフとしてそれぞれが次の段階へ展開していくこともしています。ある生徒は少しだけの変更でも結果の違いを感じていますし、別の生徒はそのモチーフをヒントとして自分なりのものを新たに展開していくという内容です。

◆子ども達の反応は?
 そうですね、結構夢中になって取り組んでいるという感じが強いですね。例えばいろいろな模様を作っている時に、ちょっとした発想や偶然から生まれる図形などすごく興味を持つようです。でも、なぜかそれを消去せずにいつまでも画面に残しているのはちょっと問題ですが・・・・・(笑)。
 また、少しずつプログラムが大きくなってくると、なんとなく階層的(構造的)な仕組みやプログラムそのものを理解してくるというか、今まで学習してきたお絵かきソフト等と比べてみて、たとえ結果が同じような画面であっても、「こちらはプログラムで作った」というような感覚を持ってくるようですね。

◆最後に、ロゴライターの活用を検討されている先生方へのアドバイスがあればお願いします。
 そうですね、とにかくある程度は自由にさせるということが一番かもしれませんね。ほんとに基本的なことだけを教えてやれば予想以上の結果を出してくれるので、言い方を変えれば、教えることを我慢することの方が大事というところでしょうか。先ほどもお話したように、偶然の産物が予期せぬ結果を作ることもあり、あとは生徒達の感性を大事にしてやれば良いと思います。

※ 本校では学校側の要望で学校名・個人名は公開しておりません。

07年3月

長岡京市教育支援センターは
JR長岡京駅前にあります

 

■ロゴライター活用事例
長岡京市立4中学校の場合

 写真

長岡京市教育支援センター 研究主事兼指導主事
大木義文 先生
各校に整備されたPCについて

◆平成18年度に各学校へPC教室を含め54〜61台の学習用PCを整備された意図は?
コンピュータ室を利用したくても希望学級が重複した場合、また50分の授業の中で限られた場面にのみPCを視聴覚機器等として利用する授業も多々あり、今までは各教師が個人PCを使用せざるを得なかった環境を改善するため各教室にも配置しました。本来ならばLAN環境も整備すると教室PCの活用範囲ももっと広がるとは思うのですがその前段階という状況ですね。

◆どのような種類の生徒用ソフトを選択されたのでしょうか?
 基本的なところとしてはオフィス系や各教科の授業支援ソフトですが、前回整備時との変化は情報モラル系ソフトの導入です。また、京都府の調査研究委託を受け、不登校対策のひとつとしてインターネットを介し、家庭・学習センター(適応指導教室)、そして学校(別室)でも同様な学習ができるようなオンライン学習ソフトを整備しました。教師側が学習履歴を把握することもできるので、生徒がいつの段階で復帰しても学習状況をサポートすることが可能となります。新しい試みですが不登校生徒の早期の復帰に少しでも役立てればうれしいですね。

◆ロゴライターwin4採用の理由は?
色々と要素はありますが、やはり技術科担当の先生方の圧倒的な支持が一番です。他教科でのコンピュータ活用も以前と比べれば増えてきましたが、やはり技術科での利用が中心なのでそちらからの要望というのが大きな理由ですね。

◆ロゴライターに期待するものは?
 これは個人的な考えなんですが、論理的な思考といいますか筋道を立てた考えを育成していく中で、論理的に矛盾が無ければイメージ通りのものが生まれるというのはすごく重要な事だと考えていますので、それを体感できるツールとして非常に優秀なソフトだと思っています。
例えば、今マイコンで制御されている家電が身の周りにはたくさんあると踏まえるならば、まあ殆どはブラックボックスの中で動いている訳ですが、全体像としてその仕組みの中ではLogoで学んだ概念と同じようなプログラムが走っているという事を理解するのはやはり大事なことだと思っています。たとえなんとなくであっても、この仕組みを知っているのと知らないのとでは、モノに対する見方や考え方が大きく変わってくるのではないかと思いますね。


ロゴロボコンテストについて

◆長岡京市では6年前から4中学校の対抗ロボットコンテストを実施されていますが、苦労された点などをお聞きしてもよいでしょうか。
 正直に言いますと順風満帆にここまで継続しているわけではありません。各学校とも選択授業の中の延長的な行事として取り入れていますが、レゴロゴ指導経験のある複数の先生方が同時に他の市町へ異動される事もありましたし、やはりそういった指導者不足の問題が大きかったですね。教育支援センターとしてもそのような年の開催については柔軟な対応を考えていましたが、幸いにも技術科の先生が中心となり学校間の情報交換・支援等のおかげで今日に至っているという状況です。
 先生方を見ていて感じるのですが、生徒の減少により昔に比べて課外クラブ(特に文科系)活動が少し低迷している中において、普段は発表の場というものを経験できない子ども達が生き生きとして取り組んでいる姿や、自分達の頑張りがコンテストという形で評価され、廻りからも喝采を浴びるという姿を見る事に大きな喜びを感じておられるのだと思います。これは単にコンピュータがどうのこうのというレベルではなく、自己肯定感も含め生きる力を育てるという事でも非常に存在価値のある場であり、だからこそ指導される先生方も力を注がれているのではないでしょうか。
 このコンテストに参加する子ども達は、結果として体育系クラブに入部していない比較的おとなし目の子が多いようですが、そういう意味合いでも重要なポジションではないかなとも思っています。
 もうひとつ。子ども達は(4人一組で)何度も何度もトライ&エラーを繰り返しながら作品を作り上げてきている訳ですが、これも非常に大事なことなんじゃないかなと思っています。プログラムもギアの組み合わせも何度も失敗を繰り返しながらそして最後には完成させていく。このような体験もなかなか出来ないですからね。


長岡京市

長岡京(現在の長岡京市を含むその周辺)は、10年間という短い期間ですが平城京(奈良)と平安京(京都)の間に都(みやこ)が置かれたところです。近年までは「文献上だけの幻の都」とされ、首都という認識よりも方違え(仮地)説が有力でしたが、現職の教諭でもあった中山修一氏(平成9年没)の生涯にわたる研究により歴史が書き換えられるまでになりました。現在では、平城京・平安京と比べても遜色無い京域を持った都だった事なども解明されています。

興味ある方はこちらへ 中山修一記念館

08年01月

ロゴコミュニティからのお知らせ

 中学校技術科とプログラミング資料.PDF 
 これからも指導の場面をご訪問し、このページで皆様にお知らせしたいと思っています。どうぞご期待ください。
 また、実践事例のご紹介をさせて頂きます。ぜひ情報をお寄せください。

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